♪ 楽器の修理屋さんに聞いた話ですが・・・
有名なプロのジャズサックス奏者から修理の依頼があったそうです。
「どうも音の出が悪くて息も通りにくくなってきたんだが・・・」
「買い換えた方が良いかな?」って言われたそうです。
ジャズメン達は夜のラウンジやライブハウスなど、酒やタバコを楽しむ場所での仕事が多く、楽器に酒を溢したりタバコの火が楽器の一部を焦がしたりといろいろトラブルがあったそうです。その修理屋さんもそのサックスを吹いてみると確かに音が出にくくなっていました。そこで分解を始めようと楽器を逆さまにするとエ!!でるは出るは・・・・吸殻が・・
このミュージシャンは無類のタバコ好きで楽器を首からかけた状態でプカプカ。灰皿が無い時はサックスのベル(先端の広がった音の出口。日本では形から朝顔とも言っています。)にポイって捨てていたみたいで、気がつけば楽器は吸殻で満タンだったようです。修理屋さんが吸殻を捨てるとサックスは気持ち良く鳴ったそうです。・・・
楽器は大切にしましょう!!とういうお話?
♪ あ~楽器が・・・
新宿コマ劇場でミュージカルを上演したときのオーケストラでのトラブルです。
オーケストラ・ボックスで序曲の演奏が始まりました。演奏が終わりいよいよ幕が上がりミュージカルの始まりです。そこでオーケストラ・ボックスにトラブルが発生です。
なんとコントラバス奏者が浮き上がっているように見えたのでした。コントラバスの上部にスクロールというクロワッサンみたいなところがあり、それが幕の下の金具に引っかかったため、コントラバスが幕と一緒に上がり始めたのでした。コントラバス奏者は必死に外そうとしましたが、時すでに遅く、仕方なく自分だけ楽器から手を放して飛び降りたのでした。幕は開きましたが中央の高いところにいつ落ちるか分からないコントラバスがユラユラ、ユラユラ。
コントラバス奏者は楽器が落ちてくれば自分の上だと知っていち早く逃げ出し「退散!退散!」と怒鳴り出しました。突然の珍事に舞台上の役者も上を仰いで大騒ぎ、観客も立ち上がってことの成り行きを見守っています。下の人間を全て退避させてから幕は静かに降ろされ、コントラバスは無事地上に回収され、観客席からは割れんばかりの拍手が沸き上がったとのことです。
同じようなトラブルを私も経験しました。私の場合は定期演奏会で幕と一緒にエレキベースも上がっていったというものでした。直ぐに幕を止め楽器を外したため大騒ぎにならずに済みましたが・・・
続けて、私の数多い失敗の中から2つ……
♪ 楽譜がパラパラと・・
リコーダーアンサンブルで演奏していた時のことです。
事故が起こったのは5曲目の「トランペット吹きの休日」を演奏していた時です。
リコーダーの楽譜がフルスコアー(全部のパートが書いてある楽譜)であったため10枚ほどの楽譜をセロテープで繋げていました。私はテナーリコーダーを吹いていて、譜面台上には演奏済みの4曲が載っており一番厚い譜面(トランペット吹きの休日)がその上に乗った状態になっていました。
曲も終盤にさしかかった時です。譜面をめくったその時です、突然、楽譜が蛇腹を広げるがごとくパラパラと、いやバラバラと落ちていったのです。客席からは笑い声の混じった驚きの声が聞こえてきました。私は譜面をほぼ覚えていたので演奏を続けていたのですが、隣のバスリコーダー奏者が慌てて譜面台ごと私に見えるように動かしてくれたところまで良かったのですが、私よりその奏者がパニック状態になり譜面も読めず演奏できなくなってしまいました。
演奏は主旋律担当がしっかり吹いてくれたので最後まで止まることはありませんでしたが、なんとも不細工な演奏になりました。
後日収録された演奏を見ましたがなんとも滑稽で恥ずかしい舞台でした。
♪ 曲順が・・
演奏会でアンサンブルの主旋律を担当することになり、私が演奏前に全6曲の紹介と解説をしたのちに演奏を始めることになりました。
そして、最初の曲が始まって間もなく、「何か違う?」と思っていた次の瞬間、メンバーからストップがかかりました。演奏中断です!???
原因は曲順を紹介した私が譜面を置き間違えて2曲目から演奏したためでした。(集中力不足( ;∀;))
讃美歌の曲でしたので、和音進行は似ていたのですが違う曲です。曲を紹介した人間が主旋律を担当して、演奏曲を間違えるなんて有り得ないような本当に恥ずかしい出来事でした。
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